物が多すぎて部屋が片付けられない…
物を減らしたいけど減らせない…
そんなお悩みを持つあなたに向けて。
こんにちは、パンダ (@gogopandablog) です。
できるだけ少ない持ち物で生活することが快適なミニマリストです。
断捨離をして、物を減らして部屋がキレイに片付いた!
その後、月日が経つにつれて、だんだん部屋に物が溢れていき、元通りの部屋の状態になってしまう…。
そんなあなたに向けて、物を増やさない方法(鉄則)をご紹介します。
物が手放せない心理効果とその呪縛から解き放たれるための考え方もまとめてみたので、ぜひ試してみてください。

この記事を読むと物が手放せない呪縛から解放されるよー
【鉄則】新しい物を1つ買ったら、持っている物を2つ手放す


物を増やさない方法、結論から言うとこちらです。
物を増やさない方法
服や靴、家電など、新しい物を1つ買ったら、持ち物が1つ増えます。
その後、今まで使っていた物を1つ手放せば、物の数はプラマイ0です。
これで物の数は増えません。
さらに、持ち物を2つ手放すことができれば、物の数はマイナス1です。
1つ物を減らすことができます。
「新しい物を1つ買ったら、持っている物を1つ手放す」でもプラマイ0なので物は増えませんが、ちょっと油断すると物は増えてしまいます。
そのため、新しい物を1つ買ったら、持っている物を2つ手放すことを意識的に習慣にすることで、継続して物を減らし続けることができます。
ミニマリストになるには
このことが習慣化されれば、月日が経つにつれて持ち物は増えることはなく、逆に減っていきます。
最終的には自分にとって必要最小限の物だけが残り、ミニマリストになることができます!
理屈はとてもシンプル。簡単な足し算と引き算の算数です。



理屈はわかるけど、物を捨てることに抵抗感があるんだよなあ…
そうは言ってもこのお悩みさんのように物を「捨てる」ことに抵抗感があり、なかなか物を「捨てる」ことができない人が多いのではないでしょうか。
なぜ物を「捨てる」ことに抵抗感を感じてしまうのでしょうか。
実はこの抵抗感には理由があるのです。抵抗感を感じる理由を詳しく説明します。



この抵抗感は「行動経済学」という分野で研究されているよー


「物が捨てられない」2つの心理効果
物を「捨てる」ことに抵抗感を感じてしまうのは、実は以下2つの心理効果が働いていることが原因です。
「物が捨てられない」2つの心理効果
- 保有効果:自分の持ち物は実際の価値よりも高く感じる心理効果
- サンクコスト効果:すでに支払ったコストを取り戻そうとする心理効果



2つの心理効果を説明するよー
「物が捨てられない」心理効果①:保有効果
保有効果とは、現在所有している物や環境の価値について、それを所有していないときよりも高く感じ、その物・環境を手放すことに強い抵抗を感じる心理効果です。


例えば、長年乗っていた愛車を下取りに出した際に、予想よりはるかに安い下取り金額を提示されることにショックを受けるのも、保有効果が働いています。
また、企業がこの保有効果をうまく利用しているマーケティング戦略が「全額返金保証」です。
商品が自分の所有物となると実際の価値よりも大きく感じ、手放すことが勿体ない、少しくらい商品に不満を感じても返金の申告をする人は少ないのが実態です。





企業のマーケティング戦略にはまらないよう気をつけよう!
「物が捨てられない」心理効果②:サンクコスト効果
まず、サンクコスト(埋没費用)とは、「すでに支払ってしまい、取り返すことのできない金銭的・時間的・労力的なコスト」のことです。
そして、サンクコスト効果とは、「すでに支払ったコストを取り戻そうとする心理効果」です。
サンクコスト効果の影響を受けてしまうと、サンクコストに気が取られ、合理的な意思決定ができなくなります。


例えば、3年前に15万円で買ったものの、全く着ていないコートが出てきました。
合理的な判断であれば、3年間も着ていなければ捨てるという判断が正しいのですが、
15万円というサンクコストを考え、整理がされないという「損」があるにも関わらず、「いつか着るかも」として取っておく、これがサンクコスト効果によるものです。
保有効果と同様に、サンクコスト効果も企業のマーケティング戦略で利用されています。
1年ほど集めることで完成するプラモデルなどのパーツを付録とした雑誌(ディ○ゴスティーニ)がその典型です。
完成させなければ今まで買ってきたのが「もったいない」と思わせることで、定期購読を促しています。





創刊号が特別価格になっているのも戦略のひとつだよー
「保有効果」「サンクコスト効果」の呪縛を解き放て!


ではどうすれば、物を「捨てる」ことに抵抗感を感じさせる「保有効果」と「サンクコスト効果」の呪縛から逃れることができるのでしょうか。
まず、人は「保有効果」によって自分の持ち物は実際の価値よりも高く感じやすく、「サンクコスト効果」によってすでに支払ったコストを取り戻そうとすることをしっかり覚えておきましょう。
さらに、裏では企業のマーケティング戦略も透けて見えます。
その上で、「第三者の視点で自分の持ち物の取捨選択を冷静に判断する」ようにしましょう。
これで「保有効果」と「サンクコスト効果」の呪縛から解き放たれます!



自分にとって必要だと思うのは手放さなくてもいいよー
「捨てる」ではなく、感謝の気持ちで「手放す」


「捨てる」=「もったいない」という意識が働いて、物を「捨てる」ことに抵抗感を感じるという方も多いのではないでしょうか。
長年大切に使い続けて古くなってしまった物は「捨てる」のではなく、感謝の気持ちで「手放す」という考え方をしてはいかがでしょうか。
物を「捨てる」よりも「手放す」方が抵抗感が和らぎます。
また先ほどのサンクコスト効果の例であげた3年前に15万円で買ったものの、全く着ていないコートのような物は、潔く「失敗」を認めましょう。
その買い物が「失敗」だったことは、自分自身が一番よく分かっているはずです。
なぜなら、3年間全く着ていないのですから。
人は「失敗」から多くを学びます。大切なことは同じ「失敗」を繰り返さないことです。
全く着ていないコートを見るたびに、15万円もしたのに…と落ち込むことは精神的にストレスになります。
これ以上ストレスを溜めないためにも、15万円は高い授業料でしたが、「失敗」を学べたことへの感謝の気持ちで「手放す」ことにしましょう。


物が減る=お金がたまる
以上、物を増やさない方法と物が手放せない心理効果、その呪縛から解き放たれるための考え方を紹介しました。
物を増やさない方法
新しい物を1つ買ったら、持っている物を2つ手放す
「物が捨てられない」2つの心理効果
- 保有効果:自分の持ち物は実際の価値よりも高く感じる心理効果
- サンクコスト効果:すでに支払ったコストを取り戻そうとする心理効果
「物が捨てられない」2つの心理効果の呪縛から解放されて、物を増やさず、物を感謝の気持ちで「手放す」ことができるようになれば、あなたがミニマリストになれる日もそう遠くありません。
物を増やさないことを心がけることで自然と出費が減りお金がたまるので、ミニマリストを目指していない人でもやって損はありません。
少ない持ち物、余白を多い生活を心がけることで、精神的にも金銭的にもゆとりが生まれますよ!



エンジョイ、ミニマル生活!
この記事が少しでも皆さんの役に立ったら嬉しいです。
またねっ。